パソコン好きの電気料金(びんぼーしょー)

よくPCをつけっぱなしにすることがあります。
特にサーバ2台を常時稼動させています。
勉強中にそんなことがふと気になって電気料金を計算してみました。


僕の家は東京電力の従量電灯Bに30Aで契約しています。
計算自体は難しくないし、電気料金シミュレーションというものもあるので、活用します。
http://www.tepco.co.jp/life/custom/ratesimu/index-j.html

計算方法ですが、その前に使用している製品の消費電力(W)を知る必要があります。
消費電力は大体製品にかかれており、
PCの電源部分には400Wまで供給できるとかいてあり、
これはフル稼働させても400W以上は使わない事を意味します。
(超えた場合は電力不足で不安定になります)
もし消費電力の表記がなくても、ACアダプタなどに張ってあるシールに、
よく電流(A)と電圧(V)が記述されているので、
このAとVの値をそのまま掛け算することで電力を算出できます。


次に使用した電力を求めますが、
1時間あたりの消費電力(Wh)を求める必要があります。
例えば、400Wの製品を1時間使えば、400Whとなります。
この製品を1日つけっぱなしとした場合、400W*24h=9600Whになります。


次に、使用する日数をかけます。1ヶ月は大体30〜31日あるので、
30をかけてあげると、9600Wh*30日=288000Wh/30日となります。


また、上記のシミュレーションではキロワットで算出する必要があるので、
1000で割り、288kWhとなります。
少数以下は入力できませんので、端数が出た場合、繰り上げて置くといいでしょう。
1ヶ月で288kWhを使った電気料金の結果は6,221円でした。
1日200円でPCが使い放題なら安いものでしょう。
モニターの消費電力も含むともう少しかかりますが。


外部電源を取るハイエンドなグラフィックカードや、
電気を食べるCPUなどでない限りは、200W〜300Wに収まるので実際はもう少し低いでしょう。


同じ構成でも変換効率が良い電源を使う事で数十Wの改善が見込める製品も多いです。
最近では80PLUSというシールがついた電源を非常に多く見かけます。
これはACからDCへ変換する際の変換効率値を示しており、
80PLUSの電源であれば、80%の変換効率を保障しているということになります。
例えば、100Wな電源であれば、最大消費電力は125Wとなります。


うちの稼動させている鯖は消費電力を抑えた構成ばかりです。
1台目のCeleron420が公称値で45W、その他を考慮してピーク時でも100W未満ぐらいでしょうから2000円未満。
2台目のEeePCはピークでも36Wが保障されているので、月1200円未満に収まるでしょう。


メインPCは・・・こまめに電源を切ろう。うん。