2022/11/06ぐらいから使い始めてしばらく経ち、概ね使用感がわかってきたので書いていく。アフィリエイトは無いです。
使用環境
- Realforce R3の無線モデル(R3HC23)の感想
- 仕事でもプライベートでも本機で切り替えて使っている
- 仕事では内臓、でプライベートではBluetoothドングルを使っている
- ドングル「BSBT5D205BK」を使っている
- プライベートではゲーム(Apex Legends)にも無線で使っている
良いところ
ケーブルのわずらわしさがない
ケーブルが無いというのは思ったより良かった。これは無線マウス(G504)にしたときも同じ感想だった。
机の上の掃除もキーボードをサッと退かしてできる。やる気になればね。今はゴチャっとしているけど。やる気になればね。
接続の切り替えがキーボードでできて便利
最大4つまで機器をペアリングでき、Fnキーと数字キーで切り替えることができる。なお、有線接続も切り替え対象の1つで、つまり5つの中から1つを選んで切り替えて使えるということ。
たまに切り替え忘れて入力が意図しないマシンに飛ぶことがある。仕事中にツイッターするな。
キーマッピング便利
キーボード操作を行うFPSゲーマーはWindowsキーのせいで涙を呑んだ経験は1度以上はあるはず。交戦中に後ろに戻るゲーム画面、フォーカスが奪われキー操作が聞かなくなり棒立ちになりポイント献上。そんな悪夢を消し去るお手軽な方法はWinキーをOSの設定(レジストリ)で無効にすること。(ゲーム中だけキーを無効化にできるのもあるけど、それを入れるのが嫌だった)
とはいえ、最近のWindowsのWinキーには便利機能が色々ある。画面キャプチャ、クリップボード履歴、デスクトップ切り替えなどなど。なのでWinキーは欲しい。空いているキー(右Altとか)にWinキーを割り当てたい。
「それだってレジストリで設定できるでしょ?」と思うかもしれない。しかし、FPSをやるときだけなど特定のあるマシンで無効化にしたい時と、全般的に同じキーマッピングにしたいといったケースがある。後者のケースではどんなマシンでも同じように設定したい。
どんなマシンでも同じように設定したいという時にRealforce R3のキーマッピング機能が役に立ちます。前フリが下手くそすぎる。
Realforce Connectという専用のソフトを入れるとキーマッピングを変えることができる。キーマッピング自体はキーボードに記憶されるので全部のマシンにソフトを入れる必要はない。設定をしたい時に入っていれば良い。
他にも音量調整といったマルチメディアなキーの設定もできる。もちろん一律無効化したい場合は無効にすることだってできる。
電池の持ちは普通
電池はEneloopとImpulseといった充電できる電池を使っている。ちゃんと日数を計ってないがだいたい14日ぐらいで切れる。
これは短く感じる人もいると思うが、私は許容範囲内だった。というのも無線マウスも同じ単三電池で動かすので充電しておくクセがついている。あと電池のいいところはバッテリーの劣化のような心配がなく交換がお手軽にできる点。
とはいえ充電が無くなれば一番うれしい。Qi充電対応とかでなんとかならんですか?
気になる
入力遅延が気になる
移行してすぐに気づいたのは体感できるぐらい反応が遅かったことだった。プログラミングとかのタイピングやゲームの操作とかで「ちょっと反映が遅いかな?」という違和感があった。プログラミングにおいては実害があるレベルではない。
DeathAdder v2からG304の無線マウスに変えた時は無線とは思えない遅延の少なさにびっくりした記憶があり、実際、反射神経テストでもむしろ早い結果が出るぐらいだった。なので「無線=遅い、というのは過去の考えだったのでは」と思っていたが、Bluetooth接続はそうもいかないらしい。
キーボード入力をサポートした反射神経テストが見当たらなかったので、このために雑に反射神経テストを作った。多分精度は良くないので常用はしないでほしい。(使っている感じ明らかに反応早かったと思っても数値上はさほど早くないみたいなことが良くあって精度良くないのではと感じている)
で、試したところ、有線接続時と無線時で0.06秒ぐらい遅くなった。精度が良くないとは言っているものの、同じ計測条件で何度試してもこのぐらいの差が出てきていたので、遅延はあるとみて良い。
CS1.6やValorantのように1発が大事なゲームにおいては厳しいと思われる。キーを押してから実際に反映されるまで(キャラクターが動くまで)に追加で0.06秒のラグが増えるということになる。CS1.6の経験的にこの遅延は結構大きいと思う。
ところで私は最近Apex Legendsを狂ったようにやっている。今シーズン(16?)はプラチナ3止まりでした。で、Apex Lengendsでは1発で死ぬことがそうそうないので、私のスキルではこの遅延はさほど気にならない。「あと0.06秒早く動けていたら弾をよけれていたかも!」みたいな場面はあったように思うが、多分それは思い込みでそれ以前の問題が多い。射線切ってから戦え、遮蔽をうまく使って戦え、不利な撃ち合いするな、倒せないのに倒すつもりで撃ち合うなとかね。FPSゲームは立ち回りが9割でAIMとリコイルコントロールが10割。デバイスのせいにしてはいけません。でもPAD勢は隔離されろ。
なお、書いた通り有線接続ならばこの遅延はなくなるので、気になる人は有線で運用しよう。もちろん有線接続中も無線に切り替えて使う事もできる。
Bluetooth接続のレシーバーと相性があるのか、反応が悪くなったり入力しっぱなしになる
ノートPC内臓のBluetoothとの相性が悪いのか、切り替えに時間がかかる。レシーバーによってこの時間は明らかに異なるようだ。
また、このノートPCのときだけ、キーの反応が悪くなったり、キーがしばらく押されっぱなしになることがある。具体的にはa
と1文字の入力しかしていないつもりなのに、a
aa
と2~6文字分ぐらい余分に押しっぱなしになって入力されるような感じ。特に他のBluetooth機器(ヘッドセット)が動いているときに起きやすい。打ち合わせ1時間10回ぐらいすると1回あるかないかぐらいの頻度で起きるが、一度起きるとずっと引きずる。打ち合わせ中に急に起きると組み込みのキーボードに切り戻すこともある。何かアクションしないと勝手に改善することがない。
ただ、ドングルを使っているプライベートPCのほうでは1度も起きたことがない。謎。
改善方法としては、Bluetoothの機能を一度無効化し再度有効化して再接続を行わせるとほぼ改善される。打ち合わせ中にはできない。
おそらくは無線の接続状態が悪くなっていて「押した/放した」の命令がちゃんとレシーバ側に届いてないような感じがする。物理的には遠く見ても40cmも離れていないので接続機器の相性があるのではないかと考えている。しかしヘッドセットの音声が乱れるということはないというのもよくわからない。
(じゃあドングルを刺して検証すればいいという話でもあるが、仕事のPCなのでUSBをバコバコ刺したくなさがある)
公式にも事象について明言されていないが似た問題(仕様?)としてあがっている。
別機種でも同様の事象を報告している有名な人だとこの記事。他の機種だと起きないというのも似ている。
チャタリングに悩まされているゼ〜!!! - ケータイ Watch
類似の事象を調べた感じ、Bluetoothキーボードあるあるに近い事象に思えた。
キーボード界の大ボス到来:東プレ RealForce R3 HYBRID|香月聡司|note
なるほどー
スリープ時からの立ち上がりに1秒ぐらいかかる
復帰するときは何かキーを入力すると1秒後ぐらいに復帰するが、キー入力は反映されない。
これはエコモードによるもの。10~180分の設定ができるし、無効にもできる。しかし電池の持ちを考えると無効にはできない気がする(無効にしないとどれぐらい持ち時間が減るかは未検証だけど。)