AW3423DWFを買った

背景

今使っている PIXIOのゲーミング液晶モニターがだいぶ前から結構目立つところにドット抜けっぽい感じになってしまっていた。

仕事と兼用だったので、よく見る画面だしちゃんと買い替えるか、と思い始めていた。

ただ今どきFullHDというのは狭くて、TeamsとかFullHD前提のレイアウトだし画面半分では扱いにくいし全画面だと場所取りすぎるし、という気持ちになっていた。そこで友人の家で見た曲面ウルトラワイドが仕事に使えそうだな、試してみたいと思っていた。

実際どんなもんかとかサイズ感を観たくて秋葉原でみてきた。IPSとかなら値段も手頃だしいいかもな、と思いながら眺めてたら、LGのOLEDのモニター(型番忘れ)が展示されていた。これが他と比べて明らかに発色がキレイだった。黒が黒いことにびっくりした。最近はアニメを見ているのでよりきれいに映るのではとか思った。で、OLEDな液晶が欲しいなと思い始めていた。

しかしウルトラワイドでOLEDとなると選択肢がかなり狭まる。 家に帰って調べてみると、LG製ぐらいしかなくそれも20万越えだった。そんな中で調べているとAW3423DWFが13万と飛びぬけて安かった(DELLのもパネル自体はLG製のようだけども) 他のウルトラワイドと比べると解像度が一回り小さい。サイズも34インチと一回り小さいけど、今使っている27インチから横に長くなるだけで高さは変わらないと思えばまぁいいかなと思う。 あとゲームもちょっと遊ぶので120hzぐらいは出てほしかった。

でもモニターに13万を出すのは抵抗があった。今まで高くても4万未満だった。

・・・と、悩んでいたら7月入っての夏のセールで11万ぐらいで売られていたのでポチってしまった。

使ってたモニタ

  • Pixio PX279RP: FullHD, 240hz, TNらしい, 3.5万, 2020/07購入
  • LG 24UD58-B: 4K, 60hz, IPS, 3.3万, 2018/04購入

感想

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まずやっぱり大きい。引っ越しして部屋が広くなったので全く問題ないが、前の部屋だと絶対に置けなかった。

パネルは映り込みが少ないグレア。暗いならほとんど気にならないし、点灯すれば明るい部分は当然反射しない。でも暗い部分はちょっと反射する。

OLED特有の黒さや発色の良さは実感できるが、後述する通り何かに夢中になってるとあまり気づけない。

湾曲モニターだけどそれはさほど気にならない。逆に言えば、没入感が得られるほどでもない気がする。

経年劣化(焼き付き)に関しては当然だがまだ感じない。ただ、リフレッシュしろと定期的に強制的にオーバーレイが出てくる。これがゲーム中や会議中に出てくるとちょっと気が散る。 とはいえ、これは気になるならOFFにすればよいし、出てもちょっと操作して消せるし、10秒ぐらいほっといても消える。 あと、電源を切ろうとするときにリフレッシュするかどうか聞かれるのでそれで行えばよいというのもある。

ドット抜けは一切なさそうだった。

アニメ

FullHD画質なので左右が黒枠になってしまう。

観た感じ秋葉原に見に行った時の感動まではなかった。多分、あれは比較で感じる良さであり、実際の使用に入ってしまえばさほど気にならなくなってしまうという感じ。

HDRを有効にしているけども、黒がキレイな点以外はそんなにという感じ。 もちろん手持ちのIPSの4Kモニタと比較すると確かに違いはあるんだけども、私の目にはIPSパネルでも満足できてしまうと思う。

というか、最近のアニメは普通に面白いから発色とか気にせず眺めてしまうのもある気がする。

ゲーム

解像度が合うゲームでないと左右が黒枠になってしまう。そりゃそうだ。

例えば最近ブループロトコルをちょっとやっているが、FullHDサイズになってしまう。

Apexはちゃんと21:9で表示される。サイズに合わせて視野も変化しており、ちゃんと左右がその分見える。なので視野角70にしてみていて敵が大きく映るようにしている。上下の動きは辛くなったけどホライゾンやパスファインダー相手にするときぐらいしか困っていない。(そもそも下手なので違いがさほど分かっていないだけな気もする)

あとは時間が無くてできてない。ライザのアトリエとかいい加減やりたいんだけど・・・

なおOLED特有の発色の良さは感じるが、アニメ同様ゲームプレイ中は特に気にならなかった。

OLEDは応答速度も尋常じゃないぐらい早いらしいのだけど、私の目ではよくわかりませんでした・・・つまり私の目はTNパネルでもいいということに・・・

Discord

FullHDの配信を2つ同時に視聴するとき、横に並べても見れる感じで見れるのが地味に良かった。

仕事

狙い通りで、このモニター上で2つのウィンドウを横に並べて作業できる。Teamsやブラウザを片面に出して、もう片面でVSCodeとか開いて作業するにはちょうどよい。

あと地味に縦が1080から1440になったのでコードや資料を眺める範囲が広がった感じがする。

今まではノートパソコンの液晶を下にFullHDのモニターを上に置いて作業していたが、13インチのFullHDと27インチのFullHDでは物理的なサイズが違うから文字の大きさを変えたりとかして若干ストレスだった(最近目が悪くなってて拡大しないと見えない)

発色の良さはVSCodeのダークなテーマで使っているとシンタックスハイライトがくっきり見える感じがした。

設定

画面設定

あまり詰めてない。仕事で使うには明るさがキツいと感じる気がする。

Alienware Comannd Center

なんかインストールされてた(ちょっと覚えてないが、ドライバを入れたあたりで一緒に入ったかもしれない)

これが入っているとCtrl+ YでAlianVisionというレティクルなどをオーバーレイ表示するゲームの支援みたいなやつが勝手に切り替わるようだった。 Ctrl+Yは普通にCtrl+Zとセットで使うことがあるので鬱陶しい。

ServiceでAWCCServiceという名前でいるので、これを停止すると大人しくなった。

Windowsのフォント設定のClearFontを調整する

モニタはちょっと関係ないけど、最近まで知らなかったので。

WindowsではClearFontというのがあり、対応したフォントはモニターに合わせた調整ができる。これをするとちゃんと見やすい文字になる。

調整も簡単なのでフォントがなんか思っていたよりみにくいときは試すと良い。

まとめ

11万の価値があるかというと私には無かったのかもしれない・・・今回の感じではIPSかVAの4,5万のウルトラワイドでも満足できた気がする。

でも値段以外は不満は特にないので使っていきたいと思う。