環境を持ち歩く事

e-Sports 日本選手権』のCounterStrike部門の参加者にお知り合いがいて、
そのお話を聞いたのですが、トラブルが起き、3map制が急遽1map制になったり、
そのお知り合いはマウスのドライバはおろか、音さえ聞こえない状態でプレイしていたとのこと。


設定ファイル自体はそこまで大きいものではないので、
まとめても1GBのUSBメモリ1つで持ち歩けます。
また、PCを再セットアップしたときにも有効です。

環境を持ち歩く?

たとえばサウンドカードなどをUSB対応のものにすると、
ドライバのインストールだけで、家とほぼ同じ音の環境を作ることができます。
よく使うソフトウェアがあるなら、USBの中に入れておけばPCにUSBを挿すだけで使えます。


設定の手順を覚えるのが一番ですが、設定がわずらわしい場合はこういった持ち歩ける状態にすると良いです。
しかし、ソフトウェアによっては設定情報の保存場所が異なるので、
USBにいれてるけど他のPCで使うと設定が初期状態になる、という場合もあります。

設定情報の場所

ソフトウェアによっては、設定情報が保存されている場所は、
ソフトウェアが格納されている場所と同じ所とか、そうでない所とがあります。

設定ファイルが見当たらない場合は、レジストリか決まっている場所に格納されています。
決まっている場所とは、デフォルトであれば、
C:\Documents and Settings\{OSのアカウント名}\Application Data\
ここにあらゆるソフトウェアの設定などの情報がファイルで置かれている事が多いです。
Mumbleのサーバリストデータもここで記憶しています。
Ventoriloはソフトウェアの情報もサーバリストの情報もここで記憶しています。


ただ、音声デバイスにかかわるものの場合は、デバイスのIDの関係もあり、
入力と出力で使う音声デバイスはちゃんとその場で設定しなおす必要があります。

レジストリ

レジストリに情報を書き込んでいるソフトウェアも多いです。
レジストリをいじるとか怖いし、そもそもレジストリって何?という人もいると思いますが、
キーの位置さえ判れば、キーの設定情報を出力できるので、簡単に1個のファイルに書き出せます。


OSがWindowsXPでソフトウェアがMumbleの場合、
HKEY_USERS\{ユーザーの固有ID}\Software\Mumble\
という場所に情報が記憶されています(1.1.8と1.2.0の間で互換性がある)


レジストリ情報の出力手順は、
スタート→ファイル名を指定して実行→"regedit"と入力して起動→
キーの場所まで移動→キーを右クリック→エクスポート

mumble.regと名前をつけて保存すれば、OK。
後はそのレジストリ設定ファイルをダブルクリックするだけで、
出力したレジストリの情報を書き込んでくれます。
また、レジストリファイルはテキストで構成されているため、
OSの再セットアップなどでユーザーIDなどが変わってしまっても、
その箇所をメモ帳なりで置き換えることで問題なく使えます。


この欠点はOS側でregeditを使う権限がなかったり、OS自体が異なるとうまくいかないかもしれないこと。
その場合はおとなしく手動で設定します。
なので手動での設定は覚えておく必要があるでしょう。

CounterStrikeでは?

cstrike_japanese内のデータをそっくり持っていくのも手ですが、
サイズが大きくなりがちです。
config.cfg
userconfig.cfg
など設定ファイルと、キーバインド用の設定ファイルを作り、
そこに買い物バインドなどを全て書き出せば、GUIツールを持ち歩く必要もなくなります。
買い物をキー操作で手早く済ませられるように慣れるのもいいと思います。
GUIツールの導入が手間と感じなければ、それでも全く問題ありません。

注意

ネットカフェなどでソフトウェアの設定をした場合、ちゃんと後始末するのが理想的です。
たいていは、シャットダウンをかけたときに、デフォルトの環境に戻るように設定されているところが多いですが、
たまにしていないところもあります。僕から最も近いところにあるネットカフェはされていませんでした。
その場合は、店側に要望するなり、自分で情報を消す事をします。

愚痴

レジストリ操作が必須なソフトウェアは糞(キリッ
ユーザーごとに管理したけりゃconfig_ユーザー名.iniとかでいいだろ!