vNetworkのPortGroup機能でVLANを実感してみた

今更、自宅のネットワークをVLAN化しようと思ったけど、その前にESXiのvNetworkで練習しようと思った。

物理マシンと物理マシンがVLANポートを通して繋がれるように、
仮想マシン仮想マシンがポートグループを通して繋がれるのと一緒です。多分。


とりあえずこんな感じでポートグループを作ります。

PortGroup名 VLAN
PortGroup-1001-01 1001
PortGroup-1001-02 1001
PortGroup-1002-01 1002

ESXが1台しかないと、VLANをかぶせたポートグループを作ってもありがたみがないんですが、ESX単位で仮想マシンを管理しようとすると、こういうケースがでてきたりします。

仮想マシンを3つ作り、それぞれポートグループに紐付けます。
仮想マシンの設定の編集でNICのネットワークラベルにポートグループ名が出てくるのでそれを選ぶだけです。

仮想マシン IP PortGroup名
Example-1001-01 192.168.101.1 PortGroup-1001-01
Example-1001-02 192.168.101.2 PortGroup-1001-02
Example-1002-01 192.168.101.3 PortGroup-1002-01

IPはとりあえず同じネットワークアドレスにしました。
単純なHUBで繋がっているのであれば、どことも疎通が取れる状態になっているはずです。

ちなみにvSphere Client上はこんな感じに見えます。

これでOKです。

Example-1001-01とExample-1001-02は同じVLANで繋がっているので、pingが通ります。
Example-1002-01はどことも通信はできません。


ポートグループは仮想マシンのNIC1つにつき1つ割り当てられるので、NICを2枚つけてポートグループを2つ割り当てる事で、VLAN1001とVLAN1002で通信が出来る状態にする事は可能です。
ただ、ネットワークアドレスの都合上、それぞれのNICのIPはネットワークアドレス毎に分ける必要があります。
(マシンに異なるVLANだけど同じネットワークアドレスになるようにしたい、ということはないはず。)

仮想マシン IP PortGroup名
Example-1001-01 192.168.101.1 PortGroup-1001-01
Example-1001-02 192.168.101.2 PortGroup-1001-02
Example-1002-01 192.168.101.3 PortGroup-1001-02
Example-1002-01 192.168.102.3 PortGroup-1002-01


同じ仮想マシンが2つのポートグループにぶら下がってるのがわかります。